宗谷小学校の校地にたっていた、「砲台之跡」の木製の記念碑ですが、根元の方が虫食いで腐食しており、今にも倒れそうな状態でした。
倒れてきて子ども達が怪我をしてはいけないので、教育委員会にお願いしたところ、昨日撤去してくれました。
遊具とともに少し寂しくなりましたが、来年、今度は簡単に腐食しない形で、新たに作成するそうです。
学校の敷地に史跡がある(というよりも史跡の上に学校が建っている)というのも珍しいですので、新しい記念碑ができるのが楽しみです。
「学校に砲台の跡があるんですよ」というと、よく「戦時中(第2次世界大戦)の軍事施設があったんですね」と言われるのですが、そんな新しい時代のものではありません。宗谷小学校の百周年記念誌にのっている郷土の歴史年表をみると、「1801年、宗谷に台場を築設」とあります。江戸時代の末期、南下してきたロシアに対する北方警備のためにもうけられたものです。
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